自動下書き

AIというと、

「文章を書かせる」
「資料を作らせる」
「仕事を効率化する」

といった使い方を思い浮かべる人が多いと思います。

もちろん、僕自身も仕事ではかなりAIを使っています。

文章作成、情報収集、資料づくり、アイデア整理など、以前と比べれば仕事のスピードはかなり上がりました。

でも最近、僕が改めて感じているのは、

AIは仕事以上に、日常生活でもかなり使える

ということです。

これまでは、

「調べるのが面倒だから、そのままにしておこう」

と思っていたことが、AIならその場で聞ける。

何という名前なのか分からず、検索すらできなかったものも、写真を見せれば調べられる。

旅行や外食のように、いくつものサイトを見ながら比較していたことも、まとめて相談できる。

今回は、僕が実際に便利だと感じている「日常のAI活用法」を7つ紹介します。

1.読まない契約書をAIに読ませる

何か商品やサービスを契約すると、細かい契約書や利用規約が付いてきます。

でも、正直なところ、全部読む人はどれくらいいるでしょうか。

僕も以前なら、ほとんど読んでいませんでした。

ところが本当は、

「解約するときに違約金がかかるのか」
「自動更新なのか」
「保証の対象外になるのはどんな場合か」
「こちらに不利な条件はないか」

など、大切なことが書かれています。

今なら契約書のPDFや写真をAIに読み込ませて、

「重要なところだけ要約して」
「僕が特に注意すべきところは?」
「解約条件はどうなっている?」

と聞けばいい。

もちろん重要な契約では、最後は原文を確認したり、必要に応じて専門家に確認したりする必要があります。

それでも、

まったく読まない状態から、重要なところだけでも理解する状態へ変えられる。

これはかなり大きいと思います。

2.スーパーで食品表示をその場で確認する

食品を買うとき、商品の裏側を見ることがあります。

原材料名を見ると、

「これは何だろう?」

というものが結構あります。

以前なら、その場では分からず、

「あとで調べよう」

と思って、そのまま忘れることもありました。

今なら、その場でAIに聞けばいい。

写真を撮って見せてもいいし、音声入力で、

「原材料に○○と書いてあるけれど、これは何?」

と聞くだけでもいい。

さらに便利なのは、その先まで聞けることです。

「これは何のために使われているの?」
「どのように製造されるの?」
「製造工程で薬品などが使われることはある?」
「海外では規制はあるの?」

というように、疑問が出るたびに掘り下げられます。

検索の場合、自分で検索ワードを考えなければなりません。

AIなら、

「これ何?」から始められる。

この違いは意外と大きいです。

3.旅行の下調べをまとめてやってもらう

旅行の計画もAIとの相性がいい。

以前なら、直行便があるのか、現地の気候はどうなのか、見どころはどこなのか、ホテルはいくらくらいなのか、と一つずつ検索していました。

もちろん今でも、検索すればホテルの情報そのものは出てきます。

でも初めて行く町だと、僕には土地勘がありません。

日本国内でもそうですが、特に海外になると、その感覚はもっと強くなります。

ホテルの名前や料金は分かっても、

「このホテルは町の中心部にあるのか」
「観光や食事をするには便利な場所なのか」
「駅や空港からの移動はしやすいのか」

といったことは、地図を見ながら自分で調べないと、なかなか分かりませんでした。

今はAIに、

「初めて行く町なんだけど、このホテルの場所は便利?」
「このホテルの評判はどう?」
「ホテルの周りには、食事や買い物ができる場所はある?」
「町の中心はどのあたり?」
「このホテルから主な見どころへはどう移動する?」

と聞けば、その土地の位置関係まで含めてまとめて教えてくれます。

もちろん一つ一つ検索すれば、それぞれの情報は見つかります。

でも、ホテルの評判、周辺環境、中心地との距離、移動のしやすさを別々に調べるのは意外と時間がかかります。

AIなら、「初めて行く国の、初めて行く都市なんだけど、このホテルってどう?」という聞き方から、一気に全体像をつかめる。

さらに、直行便、気候、見どころ、ホテル、食費や交通費を含めた予算まで一緒に聞くこともできる。

土地勘がまったくない場所でも、短時間で町の全体像がつかめる。

これは旅行の計画を立てるうえで、かなり便利になったと感じています。

もちろん航空券の価格や運航状況、営業時間など、変わる情報は最新情報を確認する必要があります。

それでも、

旅行の下調べにかかる時間は、かなり短くなりました。

4.「今日何食べよう?」をAIに相談する

外食先を探すときもAIは便利です。

僕は、自分が行った店や、これから行ってみたい店をまとめた「今日何食べよう?」という自分専用のリストを作っています。

例えば電車に乗っていて、もうすぐ博多に着く。

「今日は博多でランチにしよう。カレーが食べたいな」

と思ったら、その場でAIに、

「博多でカレー」

と聞く。

すると、僕があらかじめ登録している店の中から、候補を出してくれます。

以前なら、そのたびにスマホで検索して、いろいろな店を見比べていました。

もちろんAIに普通に「博多でランチ」と聞いても、一般的な情報からたくさんの候補を探してくれます。

ただ、便利な反面、候補が多すぎることもあります。

そこで僕は、自分が気になっている店やお気に入りの店を先にリスト化しているわけです。

そうすると、

「博多でカレー」
「赤坂でハヤシライス」
「この近くでランチ」

と聞くだけで、自分が行きたい店の中から候補を絞ってくれる。

これは普通の検索とは、少し違う使い方です。

AIに自分の情報を持たせることで、世の中で人気の店を探すのではなく、自分に合った店を探せるようになる。

外食先を探す時間も、かなり短くなりました。

5.名前の分からない部品は写真を撮る

これは最近、本当に便利だと感じる使い方です。

家具などから部品が外れた。

壊れた部品がある。

でも、その部品の名前が分からない。

こういうことって結構あります。

名前が分からないから、検索しようにも、

何と検索すればいいのか分からない。

以前なら、似たような画像を探したり、ホームセンターに現物を持って行ったりしていました。

今なら写真を撮ってAIに、

「これは何という部品?」
「何のためのもの?」
「交換するなら、何という名前で探せばいい?」
「購入するとき、どこの寸法を測ればいい?」

と聞くことができます。

完全に特定できない場合でも、探すための手掛かりはかなり得られます。

検索するための言葉すら分からないものを調べられる。

これもAIならではだと思います。

6.パソコンや家電の不具合を相談する

パソコンや家電のトラブルも同じです。

突然動かなくなった。

Wi-Fiにつながらない。

プリンターから印刷できない。

見たことのないエラー画面が出た。

以前ならネットで症状を検索して、いろいろなサイトを読みながら、

「自分の場合はどれだろう?」

と探していました。

今なら、

「こういう症状が出ています。何から確認すればいい?」

とAIに聞けば、

まずここを確認する。

直らなければ次はここ。

この表示なら、この可能性がある。

というように、順番に整理してくれます。

エラー画面のスクリーンショットや、本体の写真を見せることもできます。

つまりAIは、答えを教えてくれるだけではなく、

問題をどう切り分ければいいかまで教えてくれる。

これが非常に便利です。

7.会話しながら、そのままブログにしてしまう

そして、もう一つ最近すごいと思っている使い方があります。

実は、この記事そのものがそうです。

最初から机に向かって文章を書いているわけではありません。

「最近、AIって日常でもかなり使えるよね」

というところからAIと会話を始めて、

「契約書を読ませるのも便利だよね」
「食品表示もその場で聞ける」
「旅行の下調べもかなり楽になった」
「外食先も自分のリストから探せる」

と、思いついたことをそのまま話していく。

そして会話を重ねながら、

「じゃあ、これをブログにしようか」

とAIに頼む。

すると、それまで話してきた内容を整理して、一つの記事にまとめてくれます。

これまでブログを一本書こうとすると、テーマを決めて、構成を考えて、文章を書いて、読み直して、と30分、1時間、場合によってはそれ以上かかっていました。

今は、頭に浮かんだことをAIに向かって話していくだけで、記事の材料がどんどん溜まっていきます。

しかも音声入力なら、必ずしも机の前に座っている必要もありません。

極端に言えば、歩きながらでもブログの下書きを作れる。

僕にとっては、これはかなり大きな変化です。

AIに文章を「書かせる」というより、AIと会話しながら、自分の考えを引き出し、整理してもらう。

その結果、以前ならかなり時間がかかっていた文章づくりが、驚くほど速くなりました。

AIで増えるのは「仕事をする時間」だけではない

こうして考えてみると、AIによって効率化されているのは仕事だけではありません。

日常生活の中には、

調べる。

比較する。

迷う。

探す。

分からなくて困る。

という小さな時間がたくさんあります。

一つ一つは数分、十数分かもしれません。

でも、それが毎日のように積み重なっています。

AIは、そうした時間をかなり減らしてくれるようになりました。

そして僕は、ここがAI活用で一番大切なところではないかと思っています。

効率化してできた時間で、さらに仕事をする必要はありません。

旅行をしてもいい。

本を読んでもいい。

映画を観てもいい。

家族や友人と過ごしてもいい。

自分が好きなことをすればいい。

AIを使いこなすというと、何か難しい技術を覚えなければならないように感じます。

でも日常では、

「これ何?」

「どうすればいい?」

「ちょっと調べて」

「分かりやすく教えて」

くらいから始めれば十分です。

AIの本当の価値は、仕事を速くすることだけではない。

日常の小さな面倒を減らし、

自分の時間を取り戻すこと。

僕は最近、そんなところにAIの面白さを感じています。