2026年後半のバイオリズム――決めたことが続かないのは、「自分のせい」ではなく「気のせい」
もうすぐ8月です。
運命学では、7月で一年の前半がいったん区切られ、8月から後半戦が始まると考えます。
一般的な暦では7月から下半期に入りますが、運命学の流れで見ると、7月までが前半、8月から新しい半年が始まるような感覚があります。
そこで今回は、2026年後半をどのように過ごせばよいのか、今年のバイオリズムについて整理してみたいと思います。
2026年は、物事が定着しにくい年
2026年は、一白水星の年です。
一白水星の性質は「水」です。
そして、十干は丙、十二支は午です。丙も午も、五行では「火」の性質を持っています。
水と火は、正反対のものに見えます。
しかし、共通していることがあります。
どちらも、一つの場所にじっと留まり続ける性質ではないということです。
水は低い方へ流れ、器によって形を変えます。
火も、風や燃えるものによって、勢いや進む方向を変えていきます。
つまり2026年は、物事が非常に動きやすく、変化しやすい年なのです。
年初に計画を立てても、当初の想定どおりに進まない。
関わる人が変わる。
入ってくる情報が変わる。
優先順位が変わる。
突然、思ってもいなかった話が持ち込まれる。
そのようなことが起こりやすい年です。
さらに今年は、一度決めたことが長続きしにくい傾向もあります。
始めたときには、
「今年はこれを続けよう」
「この方向で進もう」
と決めていても、途中で気持ちや状況が変わり、別のことに意識が向いてしまうことがあります。
そうなると、
「自分は意志が弱いのではないか」
「また続けられなかった」
と、自分を責めてしまう人もいるかもしれません。
しかし、今年に限っていえば、長続きしないのは、必ずしも本人の意志が弱いからではありません。
物事が一つの場所に留まりにくく、定着しにくい年の気の影響もあります。
言い方を変えれば、今年は、
「自分のせいではなく、気のせい」
なのです。
だから、決めたことを続けられなかったからといって、必要以上に自分を責めることはありません。
ただし、何でも途中でやめてよいということではありません。
なぜ続かなくなったのかを、冷静に見直す必要はあります。
単なる飽きや逃げなのか。
それとも、新しい情報が入り、以前とは状況が変わったのか。
当初の計画よりも、別の方向へ進んだ方がよくなったのか。
その違いを見極めながら、必要であれば計画を修正する。
今年は、決めたことを何が何でも守り抜く力よりも、変化に応じて決め直す力が求められる年なのだと思います。
私自身も、考えている未来が大きく変わった
実際、私自身も、2月、3月頃に思い描いていた未来と、4月以降に考えるようになった未来は、まったく違うものになりました。
これは、2026年を生きるすべての人に起きるという一般的な話ではありません。
あくまでも、私自身に起きた変化です。
2月、3月の時点では、そのときに持っていた情報をもとに、これからの未来を考えていました。
しかし、4月以降、新しい情報が入ってきたことで、見えている景色そのものが変わりました。
その結果、進みたい方向や、将来実現したいことも大きく変わったのです。
これは、迷っているからではありません。
気持ちが揺れているからでもありません。
新しい情報に合わせて、判断を更新したということです。
変化の激しい年に、最初に立てた計画へ固執する必要はありません。
大切なのは、計画を守ることではなく、目的を守ることです。
方向は持つ。
しかし、道筋は決めすぎない。
目標は持つ。
しかし、実現する形には執着しない。
今年後半は、そのような柔軟な姿勢が、特に大切になると思います。
マイナスにも、プラスにも引っ張られやすい
一白水星には、周囲と調和する性質があります。
水は、自分の形を強く主張するのではなく、周囲に合わせながら流れていきます。
一方で、悪い方向に出ると、周囲の空気や感情、情報に影響され、マイナス思考に陥りやすい面もあります。
今年の社会を見れば、明るい話ばかりではありません。
政治に期待していたものの、思ったような状況になっていない。
戦争が長期化している。
物価高が続いている。
将来に不安を感じるような情報も、毎日のように流れてきます。
そのようなマイナスの情報ばかりを見ていると、知らないうちに自分自身も、暗い流れに引っ張られてしまいます。
しかし、今年はマイナスに引っ張られやすいだけではありません。
プラスのことを考えれば、プラスの流れにも引っ張られやすい年です。
だからこそ、今年は意識して、明るいことを考えてほしいのです。
これから、どのような楽しいことが起こるのか。
どのような新しい可能性があるのか。
どのような人と出会いたいのか。
どのような未来を実現したいのか。
これは、現実から目を背けるという意味ではありません。
厳しい現実は、厳しい現実として受け止める。
そのうえで、暗い情報に心まで支配されないことが大切です。
何が起きたかだけではなく、それをどのように受け取り、次にどう生かすか。
今年は、その考え方によって、その後の流れが大きく変わる年なのだと思います。
六白金星は、最も慎重に過ごしたい
今年、最も注意が必要なのは、六白金星の人です。
六白金星は、運命学上では真冬の季節に入っています。
本来の運気が下がっているうえに、歳破と暗剣殺という傷も背負っているため、自分の判断から引き起こす事故やトラブルと、他人から受ける事故やトラブルの両方に注意が必要です。
特に7月、8月、9月は、かなり慎重に過ごした方がよい時期です。
車の運転。
移動中の事故。
転倒やけが。
相手のミスへの巻き込まれ。
契約やお金に関するトラブル。
普段なら問題なくできていることでも、
「いつも大丈夫だから」
「これくらいなら問題ないだろう」
と、確認を省かないことが大切です。
六白金星の人は、本来、非常に優秀で、責任感の強い人が多い傾向があります。
自分がやらなければならない。
自分が会社や家族を支えなければならない。
弱いところを人に見せてはいけない。
そのように考え、限界まで一人で抱え込んでしまうことがあります。
また、誇りを傷つけられたことを、単なる一つの失敗としてではなく、自分自身の価値を否定されたように感じてしまう場合もあります。
だからこそ今年は、無理を続けないことが大切です。
あえて控える。
人に任せる。
疲れたら休む。
困ったら助けを求める。
これが非常に重要です。
「耐える」というのも、一人で歯を食いしばり続けることではありません。
大きな決断を延期することも、耐えることです。
人に相談することも、耐えることです。
今は結論を出さず、時期が過ぎるのを待つことも、立派な判断です。
六白金星にとって今年必要なのは、頑張り抜く強さではなく、助けを借りる強さなのかもしれません。
九紫火星は、進みの遅さに感情的にならない
次に注意したいのは、九紫火星です。
九紫火星は、本来の運気そのものは上昇しています。
そのため、基本的には悪い流れではありません。
ただし今年は、一白水星が中宮に位置しているため、水によって火の勢いを抑えられるような状態になります。
物事は進んでいる。
決して失敗しているわけではない。
しかし、思っているよりもペースが遅い。
返事がなかなか来ない。
話がまとまるまで時間がかかる。
本来ならもっと早く形になるはずなのに、途中でつまずく。
そのようなことが起こりやすくなります。
私自身も九紫火星ですが、うまくいっていないわけではないのに、
「本来なら、もっと早く進んでもよいのではないか」
と感じることがあります。
九紫火星は、火や太陽の性質を持っています。
判断や行動が速く、物事の本質を見抜く力があります。
一方で、物事が思ったように進まないと、焦りや苛立ちが出やすいところもあります。
今年の九紫火星に問われているのは、冷静でいられるかどうかです。
進みが遅いからといって、失敗とは限りません。
立ち止まっているように見えても、水面下では進んでいることがあります。
ここで感情的になり、人や状況を責めたり、途中で見切ったりすると、本来うまくいくものまで壊してしまう可能性があります。
九紫火星が本来持っている、洞察力、判断力、先を見通す力を発揮できれば、多少のつまずきは乗り越えられます。
自分の光を強く押し出すのではなく、雲や雨があっても光を消さないこと。
それが今年の九紫火星に必要な姿勢なのだと思います。
また、今年の九紫火星は、水難にも注意が必要です。
実際に、水に関係するトラブルによって、数百万円、数千万円規模の損害が発生したという話も耳にします。
大雨、浸水、漏水、雨漏りなどは、住宅だけでなく、事業にも大きな影響を与えます。
ハザードマップ。
保険の補償内容。
排水設備。
商品や機械の保管場所。
パソコンのデータのバックアップ。
これまで大丈夫だったからと安心せず、改めて確認しておいた方がよいでしょう。
四緑木星は、変わり過ぎないこと
その次に注意したいのが、四緑木星です。
四緑木星は今年、変革の季節に入っています。
方角では丑寅、いわゆる鬼門に位置する年です。
これまでの形を維持できなくなり、新しい方向へ変わることを求められる。
そのような年だと考えられます。
仕事を変えたい。
会社を辞めたい。
人間関係を整理したい。
夫婦関係を見直したい。
住む場所を変えたい。
今まで我慢してきた環境から離れたい。
そのような気持ちが、強くなることがあります。
もちろん、本当に変えた方がよいこともあります。
しかし、変革の年は、変化する力が強過ぎるため、転職や離婚など、人生を大きく変える判断は、勢いだけで決めない方がよいでしょう。
変化したい気持ちと、本当に変える必要があることを分けて考える。
辞める、別れるという結論を出す前に、役割を変える、配置を変える、距離を取るなど、関係を終わらせずに形を変える方法も考えてみる。
四緑木星にとって今年大切なのは、変化を拒むことではありません。
変わり過ぎないことです。
大きな判断ほど、一度時間を置き、冷静に考える必要があります。
六白金星の社長と、四緑木星の部下
特に注意したいのが、六白金星の上司や社長と、四緑木星の部下との関係です。
五行では、金は木を剋します。
普段であれば、六白金星の上司の権威や決断力に対して、四緑木星の部下が不満を持ちながらも、合わせていることがあります。
ところが今年は、六白金星が真冬に入り、弱っています。
一方で、四緑木星は変革の年に入っています。
そうすると、これまで保たれていた力関係が変わる可能性があります。
普段は言えなかった四緑木星の部下が、
「もう辞めます」
「これ以上は我慢できません」
と、行動に出やすくなることが考えられます。
六白金星の社長や上司は、部下から退職を申し出られることを、自分の評価や権威を傷つけられたように受け止めるかもしれません。
そこで感情的になり、相手を押さえ込んだり、逆に突き放したりすると、関係が一気に壊れてしまいます。
今年の六白金星の経営者は、部下を力で抑えるのではなく、意識して話を聴くことが大切です。
四緑木星の側も、その場の感情だけで人生を変えるような結論を出さず、一度時間を置く必要があります。
今年は、どちらが正しいかを争うよりも、これまでの関係のあり方を変える年なのかもしれません。
年盤だけでなく、月盤、日盤を見る
今回は、2026年全体の流れと、後半に向けた注意点についてお話ししました。
ただし、実際の運命学では、年盤だけを見るわけではありません。
毎月、月盤が変わります。
さらに、毎日、日盤も変わります。
そのため、同じ九星の人でも、
今月は動いた方がよい。
今月は準備に力を入れた方がよい。
今月は人に会う時期。
今月は大きな判断を急がない方がよい。
というように、月ごとに行動の重点が変わります。
さらに日盤を見ることで、
今日は人と会う日なのか。
今日は重要な決断をする日なのか。
今日は進むより、確認や整理に時間を使う日なのか。
ということまで考えられます。
経営に置き換えると、年盤は一年の経営方針です。
月盤は月次計画です。
日盤は、その日の行動計画です。
会社の経営陣であれば、今年全体の流れだけではなく、
今月は何をするのか。
今日は何を優先するのか。
いつ決断し、いつ待つのか。
そのようなことを月盤や日盤も見ながら考えてもよいと思います。
もちろん、運命学だけで経営判断をするわけではありません。
売上、利益、資金繰り、市場環境、人材の状況など、現実の数字を見ることは不可欠です。
そのうえで、今がどのような時期なのかを知り、行動のタイミングを考える。
運命学は、未来を当てるためだけのものではありません。
今、何を意識し、どのように生きるかを考えるための羅針盤なのです。
年盤、月盤、日盤を意識することで、何となく一日を過ごすのではなく、その日、その月を大切に生きることができるようになります。
それが、ぼーっとしないで生きるということなのかもしれません。
後半戦は、明るい未来を意識する
2026年の後半戦が始まります。
今年は、計画どおりに進まないことも多いでしょう。
一度決めたことが、長続きしないこともあるでしょう。
途中で方向が変わることもあります。
想定していなかった出来事が起こることもあります。
しかし、変化すること自体が悪いわけではありません。
最初に決めた計画よりも、もっと自分に合った形に変わる可能性もあります。
過去の延長線上で考えていた未来とは、まったく違う未来が始まるかもしれません。
だから、続かなかった自分を責める必要はありません。
今年は、自分のせいではなく、気のせいということもあります。
必要であれば、計画を立て直せばよい。
方向を変えればよい。
何度でも、再スタートすればよいのです。
そして今年後半は、暗い情報ばかりに意識を向けるのではなく、明るい未来を意識してほしいと思います。
どのようなことが起きたら楽しいのか。
誰と一緒に進みたいのか。
何を実現したら、自分らしいと思えるのか。
計画に固執せず、しかし目的は見失わない。
流されるのではなく、流れを読みながら進んでいく。
2026年後半は、そのような生き方が求められているのだと思います。
