最近よく聞く「1億円宣言」「10億円宣言」って何?


おはようございます。
笑顔商店の高柳です。

今回は、最近じわじわ話題になっている「1億円宣言」「10億円宣言」について、できるだけわかりやすく整理してみます。

補助金や中小企業支援の情報を見ていると、「10億円宣言」や「1億円宣言」という言葉を見かけることが増えてきました。

ただ、現時点で整理しておくと、全国的に正式な制度として動いているのは「100億宣言」です。

そのうえで、「10億円宣言」は国が新たな仕組みとして検討を進めている段階、「1億円宣言」はさらに構想や提案に近い段階、と理解しておくのがよさそうです。

まず、いま実際に動いている「100億宣言」は、中小企業の経営者が「売上高100億円を目指す」という目標を掲げ、そのために何をするのかを公表する仕組みです。

対象は、売上高10億円以上100億円未満の中小企業。

宣言内容には、会社の現状、成長目標、具体策、実施体制、そして経営者の思いなどを盛り込みます。

宣言をすると、専用ポータルへの掲載やロゴの使用、経営者ネットワークへの参加、最大5億円の補助金など関連支援策への接続などのメリットがあります。

先日、中小企業庁の方のお話を聞く機会があり、予想以上に宣言する企業が増えていることに驚いていると話されてました。

これが元で10億円宣言、1億円宣言という話がでてきたのかもしれません。

では「10億円宣言」は何かというと、これは100億宣言のひとつ手前、つまりこれからもう一段伸びたい企業向けの仕組みとして考えられているものです。

イメージとしては、売上高1億円以上10億円未満の企業が、成長や高収益化に本気で取り組むことを“宣言”し、それに応じた支援につなげていく流れです。

まだ100億宣言のように完成した制度というより、今後の支援策の柱として整備が進んでいく段階だと見ておくとわかりやすいです。

一方で「1億円宣言」は、現状では全国共通の正式制度として固まっているわけではありません。

中小企業庁の検討会では、「売上1億円宣言があってもよいのでは」という意見が出ており、小規模事業者の成長目標を見える化する考え方として議論されています。

ただ、国としてはそのまま「1億円宣言」という名前で制度化するというより、売上高1億円未満の事業者向けに「成長志向の経営計画」のような形で支援の仕組みを検討しているようです。


また、地域によってはこの考え方を先取りする動きもあります。

たとえば滋賀県の審議会では、「10億円宣言」を受ける中小企業や、「1億円宣言」を受ける小規模事業者向けの施策を整えてはどうか、という提案が出ています。

100億円企業を少数生み出すだけでなく、10億円企業、1億円企業を地域に厚く増やしていこうという考え方で、今後の地域支援策にもつながっていきそうです。


今回はここまでとします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


笑顔商店 高柳和浩



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